ブレゲ(breguet)のスポーツ、タイプXXI(トゥエンティワン)とアエロナバル(aeronavale)の違いとは?
みなさま、いつもコラムを読んでいただきありがとうございます。
先日、私用で渋谷へ1年ぶりくらいに降り立ったのですが、駅の開発工事が大きく進んでおり、なんとなく向かった方向が「新南口」というところで、改札を出るとほぼ恵比寿側。
私の思っていた渋谷の光景はなく、知らない高層ビルの隙間をうろうろ。
バスに乗りたかったので、歩行者デッキを駆使し渋谷ヒカリエの方向へ。20分くらいかかりました…。
もともと渋谷駅周辺は、JR線で東西に、国道246号線で南北に分断されており、歩行者の動線が弱いという課題が長年存在していました。
さらに工事中の駅構内の仮設や移設、増改築が頻繁に行われており、その複雑化が回遊性を妨げる要因となっていた、とのことでまだまだ渋谷ダンジョンは続きそうです。
目次
ブレゲ(breguet)について
ブレゲ(Breguet)は、1775年にアブラアン-ルイ・ブレゲによってフランス・パリで創業された高級時計メーカーです。彼は時計製造の革新者として知られ、現代の時計技術に多大な影響を与えました。
アブラアン-ルイ・ブレゲは、トゥールビヨンや耐衝撃機構など、多くの重要な時計機構を発明しました。彼の発明は、時計の精度と耐久性を大幅に向上させました。
ブレゲの時計は、フランス王妃マリー・アントワネットやナポレオン・ボナパルトなど、ヨーロッパの王侯貴族に愛用されました。
1870年に創業家の手を離れ、その後数回の所有者変更を経て、1999年にスウォッチグループの傘下となりました。これにより、ブランドは復活し、現代の高級時計市場での地位を確立しました。
ブレゲは、シリコン部品の使用や自動巻きトゥールビヨンなど、最新技術の開発にも取り組んでいます。これにより、伝統と革新を融合させた時計を提供しています。
ブレゲ(breguet)の時計製造の歴史において非常に重要な役割とは?
ブレゲの時計製造における重要な役割は、革新と技術の発展にあります。アブラアン-ルイ・ブレゲは、以下のような数々の革新的な機構を発明しました。
1. トゥールビヨン
重力の影響を受けにくくするための機構で、時計の精度を向上させるために開発されました。これにより、時計製造の技術が大きく進化しました。
2. 自動巻き機構
プラチナ製の分銅を搭載した自動巻き懐中時計「ペルペチュアル」を発表し、実用的な自動巻き機構を実現しました。
3. 複雑機構の開発
永久カレンダーやミニッツリピーターなど、時計の機能を大幅に拡張する機構を開発しました。これにより、時計は単なる時間を示す道具から、芸術作品としての価値を持つようになりました。
4. デザインの革新
ブレゲ針やブレゲ数字など、視認性と美しさを兼ね備えたデザインを確立しました。これにより、時計の美的価値も向上しました。
ブレゲの発明は、現代の時計製造においても多くの技術が彼の影響を受けており、約70%の機構が彼の発明によるものとされています。
彼の革新は、時計製造の歴史を200年早めたとも言われ、時計業界における重要な基盤を築きました。
ブレゲ(breguet)のスポーツ
ブレゲのスポーツモデルは、伝統的な高級時計のデザインを保ちながら、耐久性や機能性を重視したコレクションです。以下に代表的なスポーツモデルを紹介します。
1. タイプXXI(トゥエンティワン)
特徴: フライバック機能付きのクロノグラフで、軽量なチタンケースを採用しています。ミリタリーテイストのデザインが魅力で、視認性も高いです。
用途: 空軍用に設計されており、実用性が重視されています。
2. マリーン
特徴: フランス海軍のために開発されたモデルで、ラグジュアリーなスポーツウォッチとして人気があります。防水性能が高く、海での使用にも適しています。
デザイン: ギョーシェ彫りの文字盤やブレゲ針が施され、ブレゲらしい美しさを持ちながらも、スポーティな印象を与えます。
3. アエロナバル(aeronavale)
特徴: 軍用時計のルーツを持ち、耐久性と機能性を兼ね備えたモデルです。特にパイロット向けに設計されており、視認性が高いのが特徴です。
デザイン: クラシックなデザインに現代的な要素が加わり、スタイリッシュな印象を与えます。
4.トランスアトランティック
ブレゲのトランスアトランティックは、40mmのケースにデイト表示を備えたクロノグラフ。クラシックなデザインと高い実用性が魅力です。
主な違い
1. デザインとサイズ
アエロナバル: ケースサイズは約40mmで、クラシックなデザインが特徴。視認性の高いアラビア数字が使われています。
タイプXXI(トゥエンティワン): ケースサイズは約43mmで、よりモダンなデザイン。60分積算計がセンター針で表示され、24時間表示もあります。
2. 機能
アエロナバル: フライバッククロノグラフ機能を搭載し、シンプルな操作性が魅力です。
タイプXXI: フライバック機能に加え、回転ベゼルやデイト表示もあり、より多機能です。
3. 仕上げ
アエロナバル: ポリッシュ仕上げで光沢があります。
タイプXXI: サテン仕上げで、マットな風合いが特徴です。
タイプXXI(トゥエンティワン)の誕生
タイプXXIは、ブレゲのパイロットウォッチコレクションの一部で、1995年に初めて登場しました。このモデルは、1950年代にフランス空軍がパイロット用のクロノグラフを求めたことに端を発しています。
1. フランス空軍のニーズ
1950年代初頭、フランス空軍はパイロットに適したクロノグラフの供給を考え、ブレゲに依頼しました。この要望に応じて、最初のモデルであるタイプXXが誕生しました。
2. モデルの進化
タイプXXの成功を受けて、1995年に新たにデザインされたタイプXXIが発表されました。このモデルは、フライバック機能を持ち、より現代的なデザインが施されています。
3. 技術的革新
タイプXXIは、レマニア社のムーブメントを基にした自社製ムーブメントを搭載し、精度と耐久性を向上させました。また、視認性を高めるために、夜光インデックスや大きなアラビア数字が採用されています。
4. デザインの特徴
ケースは約43mmで、スポーティな印象を与えつつも、ブレゲらしいエレガンスを保っています。特に、回転ベゼルやフライバック機能がパイロットにとっての利便性を高めています。
アエロナバルは、1950年代にフランス海軍航空部隊のために開発された時計で、そのルーツはタイプXXにあります。このモデルは、1946年から続いたインドシナ戦争の影響で、フランス国防省からの依頼を受けて製造されました。
1. フランス軍の依頼
ブレゲは、フランス海軍航空部隊向けにクロノグラフ腕時計を製造するよう依頼され、これがアエロナバルの始まりです。初期型はステンレススチール製で、実用性が重視されました。
2. モデルの進化
タイプXXは、時代とともに改良が加えられ、1970年代にはベークライト製の回転ベゼルを持つモデルが登場しました。1995年には自動巻きムーブメントを搭載したアエロナバルが発表され、時計愛好家から注目を集めました。
3. 名称の由来
「アエロナバル」は「海軍航空隊」を意味し、パイロットウォッチとしての機能が随所に盛り込まれています。視認性の高いデザインやフライバック機構が特徴です。
BREGUET Type XXI 3810ST/92/SZ9 gray
https://shop.kitamura.jp/watch/buy/item/2143491247412/
販売価格 848,000円
状態 AB
海外保証書、2024年5月仕上済。ブレスキズあり。腕回り約16.5cm。
記入済みメーカー保証書、元箱、余りコマ2コマ
ムーブメント: 自動巻き、キャリバー584Q
ケースサイズ: 直径42mm
ケース素材: ステンレススチール
防水性能: 100m(10気圧)
パワーリザーブ: 約45時間
文字盤色: ダークグレー
機能: フライバッククロノグラフ、デイト表示、24時間表示インダイヤル
クロノグラフの計測中にリセットと再スタートが一つのボタンで行えるため、パイロットにとって非常に便利です。これにより、瞬時に時間を計測し直すことができます。
ダークグレーの文字盤は、光の加減で微妙に色合いが変化し、立体感のあるデザインが特徴です。アラビア数字と夜光塗料が施されており、視認性も高いです。
ステンレススチール製のケースは、100mの防水性能を持ち、日常使いやスポーツシーンでも安心して使用できます。
ブレゲの伝統的なデザイン要素(コインエッジやフルート模様)を取り入れつつ、現代的な機能性を兼ね備えています。
また、約45時間のパワーリザーブを持ち、日常使いに適した仕様です。
販売価格 788,000円
状態 AB
外観小スレあり、海外保証書、2024年8月点検/仕上済。腕周り約18.5cm。
取扱説明書、記入済みメーカー保証書、元箱
ムーブメント: 自動巻き、キャリバー582
ケースサイズ: 直径39mm
ケース素材: ステンレススチール
防水性能: 100m(10気圧)
パワーリザーブ: 約48時間
文字盤: ブラック、蓄光針と数字
機能: フライバッククロノグラフ、スモールセコンド、30分・12時間計、目盛り付き回転ベゼル
リューズ: ねじ込み式
クロノグラフの計測中にリセットと再スタートが一つのボタンで行えるため、パイロットやスポーツ愛好者にとって非常に便利です。
ブラックの文字盤に蓄光針と数字が施されており、視認性が高く、スタイリッシュな印象を与えます。39mmのケースは、手首にフィットしやすいサイズです。
ステンレススチール製のケースは、100mの防水性能を持ち、日常使いやスポーツシーンでも安心して使用できます。
ブレゲの伝統的なデザイン要素(コインエッジやフルート模様)を取り入れつつ、現代的な機能性を兼ね備えています。
約48時間のパワーリザーブを持ち、日常使いに適した仕様です。
いかがでしたか?
今回は、ブレゲが軍用時計として誕生させたモデルについて説明しました。
軍用時計=シンプルですが、2つのモデルはブレゲらしいデザインがふんだんに使われておりインパクトが大きいコレクションです。
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