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ロレックスにもクォーツ式の腕時計はある!歴史や歴代モデルは?

ロレックスクォーツ式歴史や歴代モデルは?

そのコレクションの完成度の高さから、高級腕時計ブランドとして確固たる地位を確立したロレックス。その実用性を第一に考えた性能の高さや、洗練されたデザインが生み出す機能美が魅力のブランドと言えます。

さて、そんなロレックスの現行モデルは全てのモデルが機械式時計となっています。しかし、実は過去にクォーツ式時計も登場していたことをご存じでしょうか。

当記事では、そんなロレックスのクオーツ式時計について、その歴史や特徴を詳しく解説いたします。

ロレックスにおけるクォーツ時計の歴史

ロレックスのクォーツ式時計について解説するにあたり、まずはその歴史について紐解いていきたいと思います。ちなみにクォーツ式時計とは、電流を加えると1秒間に32,768回振動する水晶の特性を利用した、モーター駆動の腕時計を指します。

その精度は月差±20秒ほどで、現在ではパソコンやスマートフォンといった様々な電子機器にも搭載されています。

クォーツ時計の誕生は1970年

それまでは機械式時計のみであった時計の歴史に、クォーツ式時計が登場したのは1969年のことです。発明したのは日本の時計メーカー「セイコー」で、機械式時計と比べて安価なだけでなく、高い精度を備えていたために爆発的にその需要を伸ばしていきました。

一方、ロレックス製のクォーツ式時計は1970年に登場しました。電気時計を研究していたCEHとの共同開発によって誕生したクォーツ式時計はRef.5100(ベータクォーツ)と名付けられ、1000本程度が生産されました。

1977年にオイスタークォーツを展開

その後の1977年には、ついにロレックスも自社製のクォーツムーブメントを開発し、クォーツ式時計の市場へと参入することになりました。

この時展開されたクォーツ時計シリーズはオイスタークォーツと呼ばれ、そのラインナップにはデイトジャスト、デイデイト、チェリーニといったロレックスの定番モデルが並びました。

そして、このクォーツシリーズは2000年頃まで製造・販売され、現在ではその全てが廃盤となっています。

クォーツ式の腕時計を選ぶ3つのメリット

現行のロレックスの腕時計は全て機械式モデルであるため、どうしてもクォーツモデルには手を出しづらい方も中にはいらっしゃるかもしれません。

しかし、クォーツ式時計の構造は機械式時計とまるで違うことから、機械式時計にはないメリットも存在しています。

ここではそのメリットを3つのポイントに分けて解説します。

時計としての精度が高い

時計の精度とは、どれだけ正しい時間との「ずれ」が少ないかを表す指標です。また、この精度に大きく影響するのがムーブメントの振動数であり、この数値が多いほど時計の精度は高くなっていきます。

これを踏まえて機械式とクォーツ式を比較してみると、機械式の振動数が毎秒6〜10回程度であるのに対し、クォーツ式は毎秒3万回を超える振動数を誇ります。

この振動数の差は、クォーツ式時計が機械式時計に比べて非常に高精度であることを示しています。

安価に購入できる

クォーツ式時計は、機械式時計に比べて比較的安価に購入できる点も魅力的です。

機械式時計は歯車やぜんまいといった非常に多くの部品で構成されており、そのどれもが精密に作られているため、どうしても値段が高くなってしまいがちです。

その一方で、クォーツ式時計にはこういった機械的な構造が少なく、その部品も大量生産できるものが多いため、機械式時計と比べて比較的安価に購入できるのです。

衝撃に強い

クォーツ式時計は、機械式時計に比べて落下などの衝撃に強いことも魅力と言えます。その理由は内部構造が関係しており、非常に細かな部品で構成される機械式時計は落とした時の衝撃で壊れてしまう可能性が高いのです。

その点、構造が比較的簡単なクォーツ式時計ではそういった心配が少なく、ある程度の衝撃までは耐えることができます。

そのため、腕時計をぶつけやすい人やアクティブなシーンで使う場合にはクォーツ式時計がおすすめとなるでしょう。

クォーツ式の腕時計を選ぶ際の注意点

ここまでの説明では、クォーツ式時計の方が機械式時計より優れているように感じるかもしれませんが、もちろんクォーツ式時計にもデメリットは存在しています。

購入した後に後悔することのないよう、クォーツ式時計を選ぶ前には以下の注意点を覚えておくべきでしょう。

寿命が短い

機械式時計は、定期的なメンテナンスを行えば何十年と使っていくことのできる、いわば一生モノとも呼ぶべきアイテムです。

しかし、クォーツ式時計は機械式時計のように長年使用するのが難しいとされています。なぜなら、クォーツ式時計に使われている電子回路には寿命があるからです。

仮に電子回路が壊れた場合は電池切れのように簡単に修理ができるわけではなく、大掛かりな交換作業が必要となります。そのため、クォーツ式時計の寿命は比較的短いとされているのです。

デザインにこだわりを感じにくい

現代において腕時計は必要不可欠なモノではなくなり、ファッションや自分のこだわりを表現するためのアイテムとして扱われています。

そのため、時計づくりの伝統を楽しめる機械式時計は現在でも人気を維持し続けています。

その点で言えば、大量生産品であるクォーツ式時計はこだわりを感じにくいかもしれません。要は、機械式時計に比べて、歴史や伝統といったロマンに欠けると言えます。

ロレックス クォーツの歴代モデルは?

1970年代以降のクォーツ式時計の台頭は、機械式時計の需要を大きく下げたことで「クォーツショック」と呼ばれています。

しかしロレックスは、この危機的状況の最中でも様々な創意工夫を施したクォーツ式時計をうち出すことで時代の流れに対応してきました。

ここでは、そんなロレックスの歴代クォーツ式モデルについてそれぞれ解説します。

ベータクォーツ Ref.5100

前述でも名前が上がった、ロレックス初となるクォーツ式モデルです。

記念すべき本作はどちらかというと試験的なリリースであったようで、短い期間にたった1000本ほど製造されたのちにディスコンとなりました。

また、バリエーションもイエローゴールド製とホワイトゴールド製の2モデルしか登場しませんでしたが、ロレックス初のサファイアクリスタルガラス採用モデルとしても注目を集めました。

デイトジャスト Ref.17000

1977年に発売された、自社製ムーブメントを搭載するクォーツ式時計です。ベータクォーツには他社と共同開発したムーブメントが搭載されていましたが、こちらのデイトジャストは完全にロレックス独自のモデルと言えます。

ケースとベルトが一体化したエッジの効いたデザインが特徴的で、どこかスポーティな印象のあるモデルとなっています。

ちなみに、本作はかのジェラルド=ジェンダ氏にデザインを依頼したという噂がまことしやかに囁かれています。

デイトジャスト Ref.17014

こちらのデイトジャストも、クォーツ式ロレックスの代表的なモデルです。ホワイトゴールドとステンレスのロレゾールや、インデックスがダイヤに取って替わられたモデルなど、そのバリエーションの豊富さが魅力となります。

ケースはRef.17000と同様にブレスレットと一体化したものになっており、文字盤カラーはブラックやブルー、ホワイトといった多彩な種類の中から選ぶことができます。

ロレックスのクォーツ式腕時計はどうやって買う?

ロレックスのクォーツ式モデルは全てディスコン、つまり生産中止となっており、現行モデルは全て自動巻の機械式ムーブメントが採用されています。そのため、ロレックスのクォーツモデルを手に入れるためには中古業者で購入するほかありません。

しかし、最近では正規販売店でロレックスを購入するのが難しくなってきており、中古ロレックスの購入は割と一般的になってきています。

ロレックスを中古で購入する際に気を付けたいポイント

クォーツ式時計のような廃盤モデルがロレックスには多く存在しており、どうしても手に入れたいモデルの場合は中古で購入せざるを得ないことがあります。

しかし、ロレックスのような高級腕時計を中古で購入する際は、気をつけたいポイントがいくつか存在しています。

そのため、購入前には以下の点をしっかりと確認することをおすすめいたします。

時計の状態を確認してから購入する

中古の腕時計を購入する際は、現物を直接見て傷や使用感をしっかりと確認する必要があります。

特に、ロレックスのクォーツ式モデルのように発売から数十年経過しているモデルは、状態が悪いと購入後すぐに壊れてしまうことも考えられるため、コンディションの確認が必須となります。

また、ベゼルやブレスレット、ガラス、文字盤など、傷つきやすい箇所は特に入念に確認するようにしましょう。

信頼できる店舗で購入する

高級ブランド品にとってコピー商品の存在はつきものであり、特にロレックスはその対象になりやすいブランドです。

そのため、万が一にもコピーを購入してしまうことがないように、なるべく信頼できる店舗でロレックスは購入すべきでしょう。

信頼できる店選びのポイントとしては、実店舗がある店を選ぶことや、口コミなど利用者の感想が充実している店舗を選ぶことなどが挙げられます。

保証やサービスを徹底している店舗で購入する

高級腕時計は一回買ったらそれまでというわけではなく、長年使っていくために定期的なメンテナンスが不可欠なアイテムです。しかし、ロレックスの中古モデルは古いことなどを理由に修理を依頼できない場合があります。

そんな時のために、ほとんどの中古腕時計販売業者は修理やオーバーホールといったサービスを提供しています。中には数年の品質保証が付く業者もあるため、ロレックスを購入する際はそういった点も確認すべきでしょう。

カメラのキタムラは安心してロレックスの中古を購入できる!

カメラのキタムラでは、ロレックスをはじめとした中古の高級腕時計の販売も取り扱っております。インターネットで購入できるためモデル選びのために来店する必要がなく、店舗でも自宅でも商品を受け取れます。

また、店舗受け取りであれば実物を確認してからの購入が可能であり、購入後1年間の保証も付くため、ロレックスを安心してご購入いただけます。

詳しくは、以下リンクからカメラのキタムラ ネットショップへぜひアクセスしてくださいませ。

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まとめ

当記事では、過去に販売されていたロレックスのクォーツ式時計について、その特徴や歴代モデルをご紹介いたしました。現在では生産終了となってしまったロレックスのクォーツ式時計ですが、登場時は間違いなくロレックスの一線級モデルとして扱われていました。

もちろんその魅力には現在にも通ずるものがあるので、気になった方はぜひ一度手にとってみることをおすすめいたします。

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