2025年ロレックス(ROLEX)新作発表!トレンドはリバイバル!

今年も来ました、ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブ 2025!時計にとって機械のスペックは心臓、デザインは容姿です。どちらも機械式時計には大切な要素です。
近年の時計は「デザイン」が大きく変わりました。新世代の薄い自社ムーヴメントは、時計のケース径を薄くしラグスポは良質なブレスレットを備えることができ、ドレスモデル、ラグジュアリーラインは様々な色の文字盤を出しています。それは、新素材に加え、時計界の技術の進歩です。
ロレックスがアーカイブからインスピレーションを受けたモデル
1.「ランドドゥエラー」と「デイトジャスト オイスタークォーツ ブラック 17000」比較
時計愛好家の皆様に捧ぐ比較考察として、ロレックスが誇る二つの異なる時代の傑作、革新的な新コレクション「ランドドゥエラー」と、伝説的な「デイトジャスト オイスタークォーツ ブラック 17000」の魅力を紐解いてまいります。
「ランドドゥエラー」は、ロレックスの歴史に新たな息吹を吹き込む意欲作として登場いたしました。
ケースとブレスレットが一体となった流麗なラグスポルティーヴォ様式は、まさに装着する方の手首に寄り添うかのような洗練された佇まいを実現しております。
精緻に作り込まれたハニカム柄文字盤は光の角度によって表情を変え、見る者を魅了します。
一方、オイスタークォーツ デイトジャスト 17000は、1970年代後半から2000年代初頭という時計史における転換期に製造された稀有な存在です。機械式時計の伝統を重んじるロレックスが、時代の潮流に応じてクォーツ技術を積極的に取り入れた革新的チャレンジでした。
その直線的でシャープなフォルムは、従来のロレックスとは一線を画し、まさに新時代を告げる斬新な美学を具現化しております。
特にブラック文字盤モデルは生産数も限られ、現代の時計市場においても高い評価を受ける逸品となっております。
両モデルを比較いたしますと、「ランドドゥエラー」が最先端の技術と洗練されたデザイン哲学によって未来を見据えるのに対し、17000は時代の転換点における挑戦とイノベーションの証として歴史的価値を有しております。
前者が現代の美意識と技術の結晶であるならば、後者は時計史における貴重な岐路を示す重要な里程標と言えるでしょう。
時を刻む芸術品として、両者はそれぞれ異なる魅力と物語を持ちながらも、常に革新を追求するロレックスの精神を体現しております。洗練された美学と卓越した品質を求める方々にとって、どちらも唯一無二の存在感を放つ逸品であると言わざるを得ません。
ロレックスの時計は単なる時を告げる道具ではなく、時代を超えて受け継がれる美と技術の結晶として、これからも私たちの生活に寄り添い続けることでしょう。
カルティエ、伝説のタイムピースが蘇る
タンク ア ギシェ、90余年の時を超えて優雅に復活
時計愛好家の間で密かに語り継がれてきた珠玉の傑作、カルティエ「タンク ア ギシェ」がついに現代に蘇りました。
1928年に初めて世に送り出されたこの稀有なタイムピースは、今回、オリジナルの魅力を損なうことなく、最新のムーブメントを纏って堂々と復活を遂げます。
タンク ノルマルの正式発表からわずか7年後、1919年に登場したこの革新的なモデルは、小窓を通して時刻をデジタル表示するという、当時としては前衛的かつ未来的な機構を備えていました。
長い歴史を経て、その武骨でありながらも優美なデザインがオリジナルに忠実な標準モデルと、現代的解釈を加えた限定エディションという二つの姿で私たちの前に再び姿を現します。
オリジナルのタンク ア ギシェは、1930年代にかけて一点物として丹精込めて製作されていたため、現存する個体は極めて希少とされています。時計収集家にとって幻の逸品と言っても過言ではありません。
1997年、カルティエは創業150周年を記念し、プラチナ製の150本限定エディションを発売しました。このバージョンではリューズの位置が伝統的な12時位置から3時位置へと移され、よりスリムで洗練されたデザインへと一新されました。
その後2005年には、コレクション プリヴェ カルティエ パリ(CPCP)の一環として、ローズゴールド製100本限定シリーズとして再び世に送り出されました。
今回の復活において最も注目すべき点は、オリジナルに立ち返った「12時位置のリューズデザイン」の採用です。3時位置に配されていた存在感のあるリューズは、一部の愛好家からはやや違和感があるとの声もあり、1997年の「Art of Cartier」バージョンを特に求めていなければ、長らく選択肢は限られていたのが実情でした。
この度の復活により、カルティエは伝統と革新の調和を改めて体現し、時計製造における芸術的センスと卓越した技術力を世界に示しました。洗練された美意識と正確な時を刻む機能性を兼ね備えたタンク ア ギシェは、まさにカルティエの哲学そのものを表現する傑作と言えるでしょう。
時を超えて愛され続ける名作の復活は、単なるレトロスタイルの再来ではなく、過去の偉大なデザインに敬意を表しながらも、現代の技術と感性によって新たな命を吹き込まれた時計愛好家垂涎の逸品となることでしょう。
タグ・ホイヤー フォーミュラ1の軌跡
1986年の革新から2025年のリバイバルへ ― 時を超える情熱の継承
時計界屈指のスポーツウォッチブランド、タグ・ホイヤーが誇る「フォーミュラ1」コレクションが2025年、華々しく復活を遂げました。
1986年に誕生した初代モデルから約40年の時を経て、モータースポーツとの深い絆を再び表現した新作は、往年のファンと新たな世代の双方を魅了しています。
本稿では、初代モデルと2025年モデルを比較しながら、その進化の軌跡をたどります。
1.初代フォーミュラ1:革新的なデザイン哲学
1986年に登場した初代フォーミュラ1は、当時の高級時計業界に新風を巻き起こしました。
従来の厳格な時計製造の概念を覆し、プラスチック製のケースに鮮やかなカラーリングを纏った斬新なデザインは、若年層を中心に熱狂的な支持を集めました。
レッド、イエロー、ブルー、グリーンといった目を引く色使いは、F1サーキットの熱気と躍動感を見事に表現。
モジュール式の構造により、ケース、ベゼル、ストラップの自由な組み合わせを楽しめるという遊び心も、当時としては画期的な試みでした。
クォーツムーブメントを搭載し、200mの防水性能と相まって、日常からアクティブなシーンまで幅広く対応できる実用性も高く評価されました。
軽量でありながら堅牢な構造は、モータースポーツの過酷な環境にも耐え得る信頼性を象徴していました。
2.2025年モデル:伝統と革新の融合
2025年にリバイバルしたフォーミュラ1は、初代モデルの精神を受け継ぎながらも、現代的な解釈と洗練されたデザインで蘇りました。
最新モデルは、モータースポーツの本質を捉えた大胆なアプローチと、ディテールへのこだわりが際立っています。
初代モデルのカラフルなデザインコードは継承しつつも、より洗練された色調と素材選びにより、大人の遊び心を感じさせる仕上がりとなっています。
レーシングカーのカラーリングや素材感を彷彿とさせるデザイン要素は、スピード感とダイナミズムを腕元に表現しています。
機能面では、レース計測に不可欠なクロノグラフ機能を搭載し、初代モデル同様の高い防水性能と耐久性を誇ります。
特筆すべきは、オラクル レッドブル レーシングとのコラボレーションモデルを含む多彩なバリエーション展開で、個性を表現できる選択肢の広さが魅力となっています。
3.40年の進化と変わらぬ情熱
初代モデルがプラスチック製ケースと遊び心溢れるデザインで若者を中心に支持を集めたのに対し、2025年モデルは高級時計としての品質と洗練さを兼ね備えながらも、モータースポーツへの情熱と革新性を失わない絶妙なバランスを実現しています。
両モデルに共通するのは、既成概念に囚われない自由な発想と、モータースポーツの熱気を腕時計に昇華させるという哲学です。
時代は変われど、タグ・ホイヤーのDNAとして脈々と受け継がれるこの精神こそが、フォーミュラ1コレクションの真髄と言えるでしょう。
タグ・ホイヤー フォーミュラ1の復活は、単なるノスタルジーを超えた時計界の祝祭であり、過去と未来をつなぐ貴重な架け橋となっています。時を超えて愛され続ける名作の系譜は、これからも新たな歴史を刻み続けることでしょう。
いかがでしたか?
名門時計ブランドによる伝説的モデルの復活という共通テーマが浮かび上がる三つのトピック。
ロレックスの新コレクション「ランドドゥエラー」はクラシカルな「デイトジャスト オイスタークォーツ」の精神を受け継ぎつつ、未来を見据えた革新的デザインを提案。
カルティエの「タンク ア ギシェ」は90年以上の時を経て、12時位置のリューズという象徴的なオリジナルデザインと共に現代に復活。
タグ・ホイヤーの「フォーミュラ1」は1986年の鮮やかな初代モデルから洗練された2025年版へと進化を遂げながらも、モータースポーツへの情熱を継承。
いずれも単なる復刻ではなく、各ブランドの哲学と伝統を守りながら現代的解釈を加えた真の「リバイバル」であり、時計愛好家の心を掴んで離さない魅力に溢れていますね。
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