ロレックス並行輸入品の真実：正規品との違い

ロレックス並行輸入品と正規品の全面比較

スイス発の高級腕時計ブランドの中でも、屈指の人気を誇るロレックス。近年その人気はますます高まっており、一部の需要の高いモデルは定価以上の額で取引されることも少なくありません。
当記事ではそんなロレックスにおける、並行輸入品と正規品について全面的に比較し、基本的な情報だけでなく、それぞれのメリット・デメリットについてもご紹介いたします。ご購入の際の参考として、ぜひ最後までご一読いただけると幸いです。

ロレックスの並行輸入品と正規品の基本

正規品とは「正規輸入品」の略で、正規の輸入販売契約を結んだ輸入業者や、海外ブランドの国内支社が輸入した商品のことを指します。一方、並行輸入品はそれ以外のバイヤーが独自のルートで輸入した商品のことであり、ブランドはその輸入に一切関知していません。これが基本的な並行輸入品と正規品の違いとなります。

正規品とは

ブランドとの正式な契約によって国内に輸入される正規品ですが、その販売についてはブランドが制約を設けていることもあり、取扱店が自由に販売することができません。例えば、入荷本数に限りがあったり、値引き禁止であったりと、いくつかのルールが存在しています。
一方で、ロレックスに限っては、中古販売店などで一部モデルが定価以上で取引されていることを考えると、定価購入できるのは正規品ならではの魅力となるでしょう。

並行輸入品とは

ブランドが関知していない並行輸入品には制約がありません。そのため、正規品と違って販売本数、価格設定にルールがなく、店が自由に販売することができます。また、品揃えが正規店に比べて潤沢な場合が多く、廃盤となったモデルも購入できます。
ただし、商品の真贋がブランドによって保証されていないため、購入する店の信頼性については精査する必要があります。並行輸入品を購入する際は、歴史の長い、大手企業の販売店を選ぶなど、店の選び方は慎重に考えた方が良いでしょう。

購入ガイド：正規店vs並行輸入店

実際にロレックスを購入する際、正規店と並行輸入店のどちらで購入するかを迷う事は少なくありません。もちろんどちらにもメリット、デメリットがあり、一概に片方が良いとは言えないのです。ここからは、正規店と並行輸入店のそれぞれの利点や注意点を比較してご紹介いたします。ロレックス購入の際の参考にしていただけると幸いです。

ロレックス新品を定価で買う方法とは？

ロレックスの新品を定価で買うためには、正規販売店で購入するのが最も一般的な方法となります。ただし、昨今の人気の高さゆえに、ロレックスは販売数に制限がかけられていることも珍しくなく、希望のモデルをすぐに購入するのは難しくなっています。特に、一部の人気モデルについては転売対策として初見の客には販売されないこともあります。在庫状況を確認するだけでなく、根気よくロレックス正規販売店に通い、店との信頼関係を築く必要があるでしょう。

ロレックス新品はどこで買うのが良い？

ロレックスを新品で購入する際の選択肢として、並行輸入店も挙げられます。並行輸入店には販売の規制が無く、欲しいモデルの在庫があればすぐに購入することができます。また、一部のモデルは定価より安く販売されていることもあり、経済的にも優しい選択となるでしょう。ただし、販売にブランドが関与していないため、無償保証といった公式のアフターサービスが利用できないリスクがあります。安全面と経済面の両面で比較検討してから、購入を進めるのが良いでしょう。

メリットとデメリットの全解説

正規品と並行輸入品の購入には、それぞれ、ブランドが関与しないことによるメリット・デメリットが存在しています。ここまででも軽く触れてきましたが、以下で再度詳しく解説いたします。これらの項目を頭に入れてから店選びを行うことで、後悔しないロレックスの購入ができるでしょう。

正規品のメリット

正規品のメリットは、正真正銘の本物が手に入るだけでなく、ブランドによってその腕時計が自分のものであると証明されることにあります。さらにロレックスの場合、購入者の情報が日本ロレックスによって登録され、公式による充実したメンテナンスサポートを受けることができます。安心面では正規品の利点が大きいと言えるでしょう。加えて、必ず定価で販売されるため、市場の人気や相場に腕時計の価格が左右されません。ブランドが定めた額で人気モデルを購入できる点も魅力と言えます。

正規品のデメリット

正規品のデメリットは、さまざまな制約がある点が挙げられます。値下げなどの価格設定が禁止されていることに加えて、SNSなどで情報共有を行うことが禁止される場合もあります。さらに、ロレックスでは転売防止として数年間所有しておかなければならないなどのルールを設けられているようです。
また注意点として、正規販売店では、人気モデルは品薄になりがちです。ブランドの生産量が決まっているために、欲しい時に欲しいモデルを手に入れるのはどうしても難しくなってしまうのです。

並行輸入品のメリット

並行輸入品のメリットには、価格が比較的安いという点が挙げられるでしょう。ブランドによる価格設定のルールが無いため、定価より値下げされて販売されることも珍しくありません。一部の人気モデルを除けば、価格面では並行輸入品の利点が大きいと言えるでしょう。
加えて、在庫の豊富さも魅力となります。廃盤となった過去モデルや、正規販売店では滅多に手に入らないモデルが販売されていることもあり、在庫があればすぐに購入することができます。

並行輸入品のデメリット

並行輸入品について、国際保証などの公式アフターサービスが利用できないリスクがあるのはデメリットとなるでしょう。要は、ロレックスはその購入を関知しないため、ブランドによって所有していることを証明してもらえないのです。これは、本物であると証明できないことにも繋がります。
また、並行輸入品は価格設定が自由であることから、その価格は相場に左右されます。一部の人気モデルについては定価の数倍近く設定されていることも珍しくありません。

ロレックスモデル紹介：正規品、並行輸入品の魅力

続いて、正規販売店、並行輸入店でそれぞれ購入できるロレックスについてご紹介いたします。もちろん、いずれの店でも多種多様なモデルが購入できますが、それぞれの販売体系によって、人気や需要の高いモデルが異なります。モデル選びの際は、正規、並行のメリット・デメリットをそれぞれ押さえることで、比較検討がしやすいでしょう。ぜひ購入前に参考にしてください。

ロレックスの正規店で買えるモデル

正規店では定価でロレックスを購入できるため、並行輸入店で定価以上の価格に設定されがちなモデルが需要を集めています。特に、ダイバーズウォッチであるサブマリーナーや、ロレックスの3大発明が全て盛り込まれたデイトジャスト、ロレックスの王様と呼ばれるコスモグラフ デイトナなど、ロレックスの王道的なコレクションが正規店で購入される傾向にあります。在庫無しが多いモデルばかりとなっていますが、正規店に訪れた際はぜひ相談してみてください。

ロレックスの並行輸入店で買えるモデル

並行輸入店でもスポーツウォッチの人気が高く、正規販売店で中々在庫が無いモデルの需要が高くなっています。探検家に向けたエクスプローラーや、パイロットウォッチとして開発されたGMTマスターIIなどがその筆頭でしょう。
また、並行輸入店では生産中止となったモデルも購入できるため、今年廃盤が決まった耐磁ウォッチであるミルガウスなども人気を集めています。ブランドの方針に関係なく好きなモデルが購入できるのは並行輸入店ならではの魅力と言えます。

正規品と並行輸入品の価格比較

実際のところ、相場によって価格が左右される並行輸入品と、定価で販売される正規品を価格比較するのは難しく、モデルごとによって異なると言わざるを得ません。さらに、正規品であれば公式のサポートを受けられるため、コストパフォーマンスの良し悪しも判断しにくいでしょう。ロレックスの購入の際は、よく比較検討するのが重要となります。

価格差の背景と理由

正規品と並行輸入品の価格差には、もちろんブランドによる制約が大きく関係しています。そもそも定価でしか売れない正規品に対し、並行輸入品は自由に価格設定できるため、その価格には差が生まれます。また、正規輸入品と違ってさまざまなルートで輸入でき、卸しのコストに差が出るのも価格差の理由と言えるでしょう。
ただし、偽物のリスクやサポート面を考えると、正規品の方が安全というのは確かです。自分の中で経済面とリスク面のちょうど良い落とし所を探すことをおすすめいたします。

買取・売却のポイント

ロレックスを買取、売却に出すなら、なるべく高く買い取ってもらいたいものです。ここでは、ロレックスを手放す際の店選びについてや、高く買い取ってもらうためのコツについて解説します。知識がない状態で悪質な業者に当たると、安く買い叩かれてしまう可能性もあるため、売却前にぜひご一読ください。

信頼できる買取業者を選ぶ

売却する前には、さまざまな買取業者を比較検討するべきでしょう。鑑定士が多数在籍しているなど買取体制が整っている店舗を選ぶと、後悔しない取引に繋がりやすいです。一方、正規品のみが買取対象で、並行輸入品を買い取ってもらえないケースもあります。しっかりと下調べを行うべきでしょう。
加えて、並行輸入品を買い取ってもらえたとしても、正規品とで買取額に差が出る場合もあります。なるべく並行輸入品の取引実績が多いところを選ぶなど、店の選択は工夫すべきです。

付属品を用意しておく

ロレックスは愛好家が多い腕時計ですが、愛好家は付属品も含めた全てが揃ったロレックスを好みます。そのため、査定の際は付属品の有無で買取格に差が出ることも少なくありません。売却前になるべく多くの付属品を用意しておくべきでしょう。
また、ロレックスの購入時に付属品をまとめて保管しておくべきです。ギャランティカードはもちろん、化粧箱や取扱説明書、タグなどの有無でも買取額に影響が出る場合があるため、全て保管しておきましょう。

相場を確認しておく

ブランド品の買取額は日々変動しているため、売却する際には相場価格をしっかり調べておく必要があります。市場価格を知らずに売却すると、悪質な業者に買い叩かれた際に気付けないリスクがあるのです。一方で、買取業者の中には、毎日相場を確認し、買取の際に提示してくれるような店舗もあります。
ただし、傷、故障の有無や付属品不足などで価格が下がることがあります。相場はあくまで参考価格と考えるようにすべきでしょう。

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まとめ

当記事では、ロレックスの並行輸入品と正規品の違いについて、さまざまな視点から比較し、ご紹介いたしました。それぞれのメリット・デメリットを押さえてから腕時計を購入すると、後悔しない買い方に繋がりやすいでしょう。
もし、ロレックスのご購入を検討されているのであれば、中古販売店での購入もオススメとなります。キタムラECサイトであればロレックスの売却と購入の両方を行えるため、ぜひ一度利用をご検討くださいませ。